【突撃!COBS】巨大! 日本オーチスエレベータの試験塔を見学してきた!
安全なエレベーターを供給するためには、実際に据え付ける高層ビルと同様の施設で試験を行う必要があります。ですので、実際の高層ビルでの実験を想定して、このような高さの試験塔が必要だったわけです」(オーチス技術研究所所長・土肥さん)
なるほど、そういうわけですね。ということは、この塔のなかでは、完成間近のエレベーターが上下しているわけですね。そりゃ見たいです。ではさっそくなかに……。と思いきや、ショールームを見学できるとのことで、試験塔の前に見てみることになりました。
ショールームにあったのは、最新の技術を駆使したエレベーターの数々。頭頂部にあるベルトをたたくと自動的に防犯ベルが鳴る装置を導入したエレベーターは、痴漢防止などに役立ちそう。
そのほか、気象庁との協力で、海上などで地震があると、到着までの数十秒前に、「あと○秒で地震がやってきます」と警告が鳴るエレベーターも。そして、いちばん気になった新製品がこちら。最近、駅のホームや大きなビルの入り口で見かけるAEDが備え付けられたエレベーター。AED付きのエレベーター
AEDとは、万が一倒れた人が居た場合、救急車が到着するまでの間、医者でなくても心臓マッサージの応急処置ができる装置。