【コブスくんの使えそうな仕事術】卵1個分ほどの空間をつくる。キレイ字を簡単に書くコツとは?
おすすめの持ち方は、人さし指と親指でペンを持ち、中指を添え第一関節の側面で支える方法。薬指と小指は、中指にそわせるように軽く曲げます。
このとき『手のひらの中に、卵1個分ほどの空間をつくる』ことがコツになります。手に卵を持っているイメージができると、決して力を入れすぎることはないですよね。「あそび」の空間を作ることがポイントです。
ペンを握る位置も大切です。先のほうを握ると自分の指が邪魔をしてしまい、字が見えない状態を作るだけでなく、指の動きを小さくしてしまいます。ペン先より2~2.5cmくらい上側を持ちましょう。
このほか、ペン軸の傾きにも注意を払いましょう。ペンを立てるのではなく、軸を右に20度ほど、紙面に対して60度ほどを目安に、傾けます。こうすると5本の指の関節と手全体が動きやすくなり、線が自由に書けるようになります。
「正しい持ち方を」と言われても、すぐに変えるには抵抗があると思いますので、まずは手の動きを覚え、『理にかなった持ち方』を意識することから始めてみてください」。(今井淑恵)
●著書プロフィール
今井淑恵先生
Allabout ProFileの実務書道専門家(http://profile.allabout.co.jp/pf/imai-yoshie/)。