関節は関節包という組織で覆われ、その中は滑液が入っています。首をひねった際に、関節周囲で圧力の変化が起き、滑液から気泡が発生したときの音であると言われています。
関節をポキっと鳴らした後に、すっきり感が得られるのは少しの間だけ。しばらくすると、また鳴らしたくなるような感覚に戻ってしまいます。何度も関節を鳴らしていると、関節が太くなるというウワサもありますが、鳴ったときに靱帯(じんたい)などをいためることがあり、その修復過程において組織が肥厚するため関節が太くなります。
中には、動かすたびに自然と音が鳴る、という人もいます。この場合は仕方ないのですが、筋肉がほぐれたり、その部位の負担が減ったりすることで、音も鳴らなくなっていくケースがあります。
※音が鳴るかどうかだけでは、その部位の異常があるかを判断しかねますが。
(文/檜垣暁子)
■著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
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