くらし情報『【雑学キング!】もしも科学シリーズ(12)もしも巨大隕石が衝突したら』

2012年10月14日 12:50

【雑学キング!】もしも科学シリーズ(12)もしも巨大隕石が衝突したら

【雑学キング!】もしも科学シリーズ(12)もしも巨大隕石が衝突したら
2004年12月24日、NASAは小惑星アポフィスが2036年に地球に衝突する可能性を発表したが、のちの再計算で、アポフィスが地球に衝突する可能性はほとんどないことが分かった。
ところで、人類は巨大隕石の衝突に耐えられるのだろうか?衝撃波、地震、津波に加えオゾン層も破壊されれば、近代科学をもってしても、残念ながらなすすべはなさそうだ。

■自然災害のフルコース

隕石とは地表に落下した天体で、彗(すい)星や小惑星の破片、宇宙の塵などである。ここでは出自は問わず、地球に衝突する天体を隕石と総称することにしよう。

隕石は秒速数十kmで大気圏に突入し、先端の空気を圧縮しながら地表を目指す。断熱圧縮と呼ばれるこの現象は、隕石を高温にし発光させる。大気中で蒸発するか爆発するのが定番だが、直径100m以上になるとどちらも免れ地表に衝突する可能性が高い。

隕石は地表をえぐり、大きな窪(くぼ)地を生み出す。
これがクレーターだ。

世界最大のクレーターとされる南アフリカ共和国のフレデフォート・ドームは直径約190km、隕石は地下25kmにも達したとされる。これを引き起こしたのは直径たった10km程度の小惑星というから、コストパフォーマンスは抜群だ。

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