【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。むし歯のウソ、ホント検証
歯は酸の攻撃を受けると少しずつ溶け始め、これを「脱灰(だっかい)」といいます。食後しばらくたつと、唾液の効果によって口の中が中性に戻ります。
すると酸によってとけた歯の表面に、唾液中のカルシウムがくっついて修復をし始めます。これを「再石灰化(さいせっかいか)」と呼び、早期のむし歯はこの再生力でもって自力で治っていきます。カルシウムを含む食べものは、この再石灰化を促します。
江上先生はこう説明を加えます。
「むし歯になるのは、砂糖や酸が歯に付着することです。極端に言えば、砂糖をオブラートに包んで飲み込めば歯に付着しないため、むし歯にはなりません」
つまり、砂糖や酸が歯に付着しないために、唾液の力で流し込む、まめに歯磨きをする、食後にキシリトール入りのガムをかむなどをすれば、むし歯にはなりにくいということです。
歯の表面に付着する食べものに注意したいものです。
監修:江上一郎氏。歯学博士。専門は口腔(こうくう)衛生。歯科・歯科口腔外科の江上歯科院長。
江上歯科大阪市北区中津3-6-6阪急中津駅から徒歩1分、御堂筋線中津駅から徒歩4分TEL:06-6371-8902http://www.egami.ne.jp/
(藤井空/ユンブル)