神社でデトックス! 心と体をきれいにする「夏越の大祓」とは
茅の輪のくぐり方
茅の輪については、大体6月頃から長いところで7月頃まで、神社に設置されています。茅の輪が出ている間は、いつでも、何度くぐっても大丈夫。くぐり方は、一般的に次のような手順で案内されています。
1.茅の輪の正面で一礼をして、左回りに1回くぐって正面へ。
2.もう一度、茅の輪の前で一礼。今度は、右回りに1回くぐって正面へ。
3.さらに茅の輪の前で一礼。再び、左回りに1回くぐって正面へ。
4.一礼してから、また茅の輪をくぐり、そのまま御神前へ。
5.お詣りをしましょう。
さらに、この茅の輪くぐりには、くぐりながら唱えるとよいとされている「夏越の歌」というものもあります。代表的なものを三首、ご紹介しておきましょう。
◆ 水無月の夏越の祓へする人は千歳の命延ぶと言ふなり
(意味:6月に夏越の祓をする人は、長く寿命を延ばすと言われています)
◆思ふこと皆尽きねとて麻の葉を切りに切りても祓へつるかな
(意味:心の中にある悩みごとは、みな尽きてしまえと、麻の葉を切りに切ってお祓いをしました)
◆宮川の清き流れに禊せば祈れることの叶はぬはなし
(意味:御神域に流れる清らかな川で穢れを落とせば、祈り願う心で叶わないことはありません)