「必要なものを 必要な数だけ 必要な人へ」をモットーに、「被災者支援」を目的とした市民が集まり、ボランティアで活動している『ふんばろう東日本支援プロジェクト』。「重機資格取得プロジェクト」、「家電プロジェクト」、「寄付専用サイト」の設置など様々に展開しているのだが、ここでは特に手づくりグッズを支援物資として被災地に送る「ハンドメイドプロジェクト」に注目したい。
立ち上げに関わった野崎佳世さんにお話を伺ってみると、これまで様々なボランティア活動に携わってきた野崎さんが以前、布を集め、ぞうきんを作って送るプロジェクトに参加したことがきっかけだったとか。手づくりの物資が喜ばれることを実感した野崎さんが今回の被災地にも、と考え、代表の西條剛央氏に提案。「ハンドメイドプロジェクト」が実現した。
写真:これまで被災地に届けられた、個性豊かな手づくりのアクリルたわし。
「プロジェクトを立ち上げるとすぐ、フェイスブックなどを通して150人くらいが集まり、手づくりのものを送ってくださいました。
そこから海外へもつながり、輪が広がっていきました。これまで被災地にはアクリルたわしやシュシュなどを送っています」と野崎さん。
来る8月13日には、ハンドメイドプロジェクトのワークショップが開催される。講師は、2005年から「布ぞうり」の製品と、制作キットの販売をネットショップで展開しながら、毎年、NHKやカルチャースクールで講習会をしてきた富本洋子さん。「今年で仕事は終えますが、今までのノウハウを特に被災地の方々に教えていけたらと思っています」と富本さん。
また、下記のツアーでは8月21日に、実際に富本さんも訪れ、南三陸町でのワークショップも開催する予定。
“ふんばろう!ボランティアとスペシャリスト派遣で被災地を元気にする!!”第一弾
写真:富本洋子さんのワークショップで作る予定の「布ぞうり」(例)。
「ハンドメイドプロジェクト」では、子ども向けの小物も含め、被災地で必要となりそうなものを随時募集中。
野崎さんによると、「作る人にも喜びをもってやっていただけたらと思います。それから、特に免許はなくても構いませんので、ボランティアの講師も募集中です」とのこと。
写真:(左)手づくりしたものは、プレゼントのようにきれいにパッケージされて届けられる。(右)手づくりの支援物資を手に、嬉しそうな被災者の方々。
「被災者のために何かしたいけど、まとまった時間がない」という方や、手づくりが好きな方はぜひ! 「ハンドメイドプロジェクト」を通して、手づくりのものをプレゼントする気持ちで、「人の手のぬくもり」を被災地に届けてみませんか?
送付先:
〒169-8050
東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学9号館6階604 西條研究室
ふんばろう東日本支援プロジェクト
ハンドメイド部 (野崎宛て)
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ハンドメイドプロジェクト 第2回ワークショップ@早稲田大学
日時:2011年8月6日(土)13:00~17:00
場所:早稲田大学 11号館13F 1312教室
講師:俵法子さん サシェ(香袋)作りを予定。
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ハンドメイドプロジェクト 第3回ワークショップ@早稲田大学
日時:2011年8月13日(土)14:00〜17:00
場所:早稲田大学(教室は未定)
参加募集人数:50名
講師:富本洋子さん
http://www.tezukuri-e.com/
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※ ワークショップへの参加をご希望の方は、ハンドメイドプロジェクトのフェイスブックまたはHPにて受付中ですので、ご予約ください。
Facebook Fumbaro_ ハンドメイドプロジェクト
ふんばろう東日本支援プロジェクト 公式webサイト
<Twitter>
代表・西條剛央:
http://twitter.com/#!/saijotakeo
ふんばろう東日本支援プロジェクト公式アカウント:
http://twitter.com/#!/fjm2011
取材/田辺香
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