食器、包丁、はさみ、和紙・・・岐阜県発の暮らしアイテムが六本木に集結!
そもそも、岐阜県はどこにあるの?と、まだピンと来ていない人もいるかもしれない。位置するのは、日本列島の真ん中。天下分け目の戦いで知られる「関ヶ原の戦い」の関ヶ原があるのも、岐阜県なのだ。
岐阜県は、大きく飛騨地域と美濃地域に分かれる。岐阜県の地形を表す言葉に「飛山濃水」ー飛騨の山、美濃の水というのがある。つまり美濃地方には木曽川、長良川、揖斐川の大きな川が3本流れ、海がないにも関わらず、清らかな水の街を成している。特に、長良川は日本三大清流の1つとも言われ、伝統漁法の鵜飼が有名だ。
「長良川」
飛驒地方には標高3000mを超える飛騨山脈がそびえ、その山間には世界遺産にも登録されている白川郷がある。
「白川郷」
そんな豊かな自然や風土の中で、水、土、木などの資源に恵まれ、さまざまな技術が発達したことから、岐阜県では独自の暮らしの中で、多様なモノづくりを生み出した。
「岐阜和傘」の制作現場
「鳳凰の手紙」古川紙工
陶磁器なら「美濃焼」、紙なら「美濃和紙」や「岐阜提灯」、漆器なら「飛騨春慶」、木工なら「飛騨の家具」、刃物なら「関の刃物」と、一度は聞いたことのある名前もあるはず。
「STEP STEP」日進木工
現在、岐阜県は[岐阜印]これぞ日本!プロジェクトを実施している。高い品質とデザイン、風土や社会に根ざした、質実剛健なモノづくりを全国へ発信し、まだ知られていない岐阜県生まれの商品を広く紹介していくことが目的だ。
このプロジェクトの集大成イベント「山と水のおくりもの展」が、1月末に東京ミッドタウンで開かれる。岐阜県生まれの商品が約200点展示販売されるほか、岐阜県でモノづくりに関わるメーカーやデザイナーらのトークセッション、地元で人気の舞妓のお座敷なども予定。今すぐ暮らしに取り入れたい、素敵な商品が見つかるかも!?
[岐阜印]これぞ日本!プロジェクト「山と水のおくりもの展」
日時:1月28日(土)~29日(日)11:00~21:00
場所:東京ミッドタウン ガレリアB1アトリウム
東京都港区赤坂9-7-1
お問い合わせ先:メイド・イン・ジャパン・プロジェクト
Tel. 03-5413-3243
http://www.mijp.co.jp/gifujirushi/
取材/杉江あこ
「蜷川実花展 with EiM Lights in the Ruin」飛騨古川で開催! 廃墟となる工場にて地域の未来と可能性を紡ぐアート展示