人をハッピーにすることが重要!? 2013年に最も活躍したビジネスリーダーに学ぶこと
澤田秀雄さんが受賞した理由としては、創業したH.I.S.が過去最高の純利益を記録し、経営破たんしたハウステンボスを復活させ、さらに開業以来初の黒字化へと導いたことが挙げられます。また東日本大震災の復興支援や海外ボランティア活動など、社会貢献活動に積極的な点も評価されました。
それについて澤田さんは、「お客様に喜んでいただく、そして感動を与えるという仕事を頑張っています」とコメントしています。小山薫堂さんも、“サプライズ&ハピネス”、“幸せのデザイン”という一貫したキーワードから生まれる多彩なアイディアで、社会に大きく貢献していることが受賞理由となりました。
小山さんは仕事をするとき、その仕事が「新しいか」「自分にとって楽しいか」「誰を幸せにするのか」を考えるそうです。そういった姿勢で仕事をしてきた姿勢が受賞につながったのでしょう。このふたりの共通点として、“他の人の幸福に関与・寄与することで自分もハッピーになる”という構図を村上龍さんは見出しました。
村上さんは、これは大震災の後の日本人が「つながり」や「ネットワーク」を大事にするようになり、他の人たちの幸福や喜びに関与・寄与することが自分の喜びにつながり、さらにそれがビジネス的にもこれからのサバイバルのコア(核)になるのではと評しています。
澤田さんや小山さんのような偉大な業績をなすことはできないかもしれませんが、自分の身近なところで、目の前にある仕事に対して、人をハッピーにすることを考えて取り組めば、自分もハッピーになれるのかもしれません。そしていつかはもっとたくさんの人をハッピーにしたいと願うことで、自分ももっと幸せになれそうです。
・ペルノ・リカール・ジャパン
公式サイト