自由に見立てて暮らしに取り入れたい古い徳利や器を花器にしたり、古い瓦をトレイにしたり、韓国の飯椀を小物入れにしたりと、本来の使い方ではなく自由に遊べる面白さも古道具の魅力。古道具を暮らしに取り入れるトリピエ流の見立てを提案していただきました。
幕末から明治期に瀬戸で作られていた徳利は花器使いに。シャビーシックな風合いでデコラティブなお花がよく似合います。また花器のトレイにしているのは、東北地方で使われてきた古い瓦。薄い瓦なので菓子盆などによく使うそうです。
徳利 / ¥7,500(税別) 瓦 / 私物
幕末や明治初期に使われていた陶器製の炬燵。火鉢を置いていた部分に飾り物を置いてオブジェとして使用。
キャンドルを入れて火を灯してもいい雰囲気。道具の性質上、耐火性があるのがうれしい。
炬燵 / ¥5,500(税別)
熱燗がすすみそうな酒杯は、仏製の陶器でつくられたエスカルゴカップ。茶卓使いや小皿使いも楽しめる江戸時代の襖の引き金具にのせて。
エスカルゴカップ / ¥3500(税別)、引き金具 / ¥2,500(税別)
モロッコで買い付けたピューターのポットと中園晋作のカップ&ソーサーで寛ぎのティータイムを。インドでお布施時に使っていた道具をティートレイに。
インド製お盆 / ¥8,800(税別)、ポット / ¥6,800(税別)、カップ&ソーサー / ¥3,500(税別)
アフリカの祭事で使われていた木製の祭具は、棚や壁にオブジェとして飾りたい。素朴なかわいさやプリミティブな力強さは、空間の和洋問わずなじむとか。
まる / ¥13,500(税別)、顔 / ¥17,000(税別)
古道具のなかでも、きちんとお手入れしてから使いたい器や酒杯などの食器類。陶器の皿や酒杯は、中性洗剤で洗ってよく乾燥させてから使用を。漂白剤は、色や風合いが大きくかわったりする恐れがあるので、使わないほうがよいとか。また壊れやすいので保管時は、布を巻くなどしてカバーをすること。真鍮製の器や匙は、水あとが残りやすいので洗浄後は布でふいて、定期的に磨き粉で磨いてあげると長持ちするそうです。