連載記事:食で心を育む

子どもを味覚オンチにさせないために 毎日できる簡単なこと(食で心を育む Vol.1)

食で心を育む

食で心を育む

ベジフルティーチャー、ごはんソムリエなどの資格を持ち、「食」への関心も高い、フリーアナウンサーのあまやゆかさんが書く、食と子どもの心にまつわるお話です。食べることは楽しいこと。楽しく食べて、心も体も…

将来、子どもに食の楽しさを存分に味わってもらうために、味覚オンチにはさせたくない! と願うのは、私だけではないはず。でも、毎日の食事で細かいことを気にするのはちょっと大変。では、どうしたらいいのでしょうか。そのヒントは「和食」にあるようです。

子どもを味覚オンチにさせないために 毎日できる簡単なこと(食で心を育む Vol.1)

(c)ごちそうさま - Fotolia.com



和食は、健康的な食事のスタイルということで、欧米からも注目を集めています。肉や乳製品よりも魚や大豆製品など、ヘルシーな食材が多いのが和食の良さのひとつです。

でも、和食の最大のメリットは…「主食がごはんである!」ということ。

ごはんが豊かな味覚と食体験を育む!

ごはんは、どんなおかずとも相性が良く、栄養バランスのとれた食事がしやすくなります。
和洋中の様々な味わいにもマッチしますし、お肉などガッツリ系のおかずでも、漬物や味噌汁などあっさり系のおかずでもいけます。刺身定食なんていうのもありますよね。この懐の深さ…、同じ主食でもパンや麺類にはない、ごはんの魅力です。

そしてこれは、ただ栄養のバランスが取りやすいというだけではありません。じつは、ごはんと様々なおかずの組み合わせは、子どもたちにとって大切な「豊かな味覚と食体験を育む」のにとても役立っているんです。

子どものころから、ごはんを基本に、いろいろな食材や、濃い味・薄い味といった多様な味わいを楽しみ、経験することで、繊細な美味しさを感じる味覚が養われます。さらに、その味の経験は、大人になってから年代に応じた食事を選ぶのにも役立ちます。


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