コツは「楽しむ」こと。ストレスを上手に発散している人が実践している方法
イタリア人に対して、“人なつっこく、つねに笑顔でいる”というイメージを抱いている、われわれ日本人。
こちらに住んでいると、彼らのウラもオモテも知る機会に遭遇することもあり、そのたびに驚かされます。
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実際に、イタリア人の多くは明るくフレンドリー。一見、悩みがなさそうな印象を受けるものです。
「人間関係でストレスがたまったりしないの?」と知人に聞いてみたところ「そりゃ、たまるけど、たまったものは、はき出せばいいじゃない」という単純な答えがかえってきました。
人といい争った後でもカラッとしていられる秘けつは、こういう発想にあるのかもしれないな〜、と思ったものです。
ここでは、そんな彼らが実践している「ストレスを上手にはき出すコツ」をご紹介します。
1.体を動かしてストレス解消
カフェで働く知人女性は、自他ともに認める「お店のNo.1」。
交友関係も広い彼女と、パーティで久しぶりに会ったときのことです。
めずらしく酔っていた彼女は、ムカつく客やオーナーの奥さん(イヤな人らしい)について文句のオンパレード。
笑顔で働いている姿しか見たことがなかったため、「どんな人とでも仲良さそうに話しているから、イヤなことなんてないと思っていた」というと、「仕事だからね。好きでやっているけど、接客業は人間関係のストレスがたまるわよ」という答えが。
「どんな相手にもニコニコと対応できる方法はあるの?」と聞いてみたところ「たまったストレスは、その日のうちにはき出すようにしているわ」と、彼女流のコツを教えてくれました。
小さなころから空手を続けている彼女は、仕事の帰り道に“ムカついた相手を新しい技で倒す”というイメトレを欠かさないそう。道場で稽古をするときは、腹が立ったことを書いた紙を練習用の道具に貼って、技の練習にはげむのだとか。
イメトレや稽古が終わるころには「今日はこのへんで許してあげるわ!」とスッキリした気分になれるそうです。