突然の出費、教育費…子どもと家族を守る資産計画のヒント
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■子どもを育てるのはとても素晴らしいこと。子育てにかかる費用をうまく管理することでさらに楽しみが増えます
子どもを授かったお母さんお父さんは、子育てにとても熱心。でも、子育てが家計にどのくらい影響があるかについて、考えたことはありますか?
米国フィデリティによると、平均的な1家族の全支出を大きな項目ごとに分けると、「住宅」が30%でトップ、子ども一人の養育・教育費(大学費用は含まない)は18%で2位となっています。約2割という大きな比率は当然、家計全般に与える影響も大きいということになります。
もちろん、子育てにいくらお金をかけられるかはそれぞれの家計の状況によって異なります。でも共通していえるのは、その支出をできるだけうまく管理していきたいということです。そのためにはいくつかのちょっとしたコツがあります。
■1.新たに生じる可能性のある「少し先の費用」を予測し準備する
たとえば、子どもが大きくなれば、もっと広い部屋が必要になります。
子育てのために仕事を辞めるとすると、家計の収入が減ります。反対に仕事をしながら育児をしている場合でも、託児所などの預け先を考えなくてはならない場合も出てきます。
これらはいずれも「新たな出費」につながるもの。全部を予測するのは難しいかもしれませんが、できるものから予測して、その
「新たな出費」の確保のために不必要な出費は抑えるといったことを日常的に心がけてみましょう。
■2.突然の出費に備えた資金作りを
できれば、突然の出費に備えて、3ヶ月~6ヶ月分の生活費を蓄えておきたいですね。なかなか大変ではありますが、毎月の生活費の中から少しずつ蓄えていく工夫をしましょう。たとえば毎月一定額の自動積み立てから始めてみては? 非常用資金口座として、毎月一定額、
現金や換金性の高い運用商品を積み立てるといった方法です。