お手伝いはするべき? 義母に任せればいいの? 義実家での過ごし方
■「手伝いましょうか?」ではなく「教えてください!」
料理のお手伝いをしたいときは、「教えてください!」と言ってみるのもひとつの手。「手伝いましょうか?」には「いいよ、私がやるから!」と返してしまう姑も、「教えてください!」と頼られたらうれしいはずです。
その流れで「片づけも済ませてしまいましょうか?」とサラリと申し出れば、姑としても「じゃあ、お願い」と受けいれやすくなるでしょう。
■エプロン持参で、手伝う気持ちをアピール!
手伝う気持ちをアピールしたいなら、エプロンの持参が効果的です。私の友人は、結婚後はじめてのお正月に「お義母さん、お手伝いします」と言ったら、「そんなキレイなお洋服を着ているのに、お料理なんかさせられないわ」と断られたそうです。
「これが嫌みだったのかどうか」という問題はさておき…。ここで「大丈夫です! エプロン持ってきましたから!」と言えると、やる気が感じられて印象が良いですね。
ただし、エプロンを出すタイミングには注意が必要です。姑からのOKが出ていないのに勝手に持参したエプロンを手にキッチンへ入れば、「図々しい」と思われてしまう可能性も。エプロンを出すのは、姑にお伺いを立ててからにしましょう。
義実家でのお手伝いに関しては、おそらく正解というものはありません。
考え方は家庭によってちがうもの。しかし、「いつまでもお客さん気分で困る」と思われるよりは、「手伝いたがって困る」の方がまだマシかも。
言い方や振るまいを少し工夫してみることも大事です。今年のお盆は、スマートにお手伝いをして、気持ちよく義実家で過ごせますように!
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