すぐにジャッジをしないことが大切、部下から相談を受けたときの対応策
こんにちは。
「新宿の母二代目、栗原達也(くりはらたつや)」です。
今回と次回は、“部下をもったとき”についてお話します。
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「部下」とは書きましたが、大きな組織で働いている男性だけを頭に置いているわけではなく、女性で部下をもって働いている人も、自分を含め数人という小さな会社で働いている人も、皆さんに聞いてほしいと思う。
また、上司と部下という関係のみならず、先輩と後輩という関係にも応用できるはずですよ。
部下に人間関係の相談をされたとき、人の陰口を聞かされたとき…これがユウウツだという人は多いね。
相談してきたほうも、批判の対象となっているほうも、どちらも職場には必要な人間で、うまくやってほしいのに、いがみあっている。
そのふたりだけの水面下のことなら、まだいいけれど、周囲にも影響して職場の雰囲気が悪くなることがある。
雰囲気が悪いと、連絡が滞ったりして、仕事にも支障が出る、という具合。
いがみあっているふたりには「勝手にしろ」と思うものの、仕事に影響するほどなら、上司や先輩としてはなんとかしなくちゃならないね。
そのプレッシャーは胃を痛くするものだ。
私は、男ばかり100人規模の部下をもって働いていたことがあって、相談されることはしょっちゅうだった。
金や色恋の相談もあったけれど、やはり難問は人間関係。
男同士でも「あいつが嫌いだ」「あいつのやり方が悪い」といった話はざらで、やっかいだったな。
そんなときに心がけたのは、何より「平等」だ。
相談をしてきた人間の話が先になるので、どうしても「そうか。
では、あいつに私から注意しておこう」という返答になりがちだ。
そして、先入観をもって、その相手に「●●がこう言っているけれど、そうなのか?」と問いただしてしまう。
けれど、相手には相手の言い分があり、まったく逆の話を聞かされる。