こんにちは。
「新宿の母二代目、栗原達也(くりはらたつや)」です。
今回は、
前回に続き、“部下をもったとき”、とくに、信頼される上司になるということについて話そうと思う。
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7、8年くらい前、私が勤めていたときのことだ。
ある日、お客さんに無理難題を言われた。
あまりに理不尽で、常識も、どんな言葉も通じず、応対した人間ばかりか会社全体を悪しざまに言うので、私は制服を脱いで、「なんだ、このやろう」と向かっていくところまでいってしまった。
制服を脱いだのは、もう会社を辞める覚悟だったからだ。
どこでもそうだろうけれど、当時の職場が、とくにイメージを大事にする、何事もお客様が最優先の会社だったから、当然、クビにされても仕方のない状態で、おふくろにも、「辞めることになるかもしれない」と打ち明けていたほどだ。
結局そのときは、社内や、さらに上の会社に自分を買ってくれる人がいて、「栗原が辞めたら困る」とか、「自分がおまえだったら、同じことをする」と言ってくれたこともあって、首はつながったのだけど…。
言いたいのは、私がケンカっぱやいということじゃない。
そのトラブルが起こったときの、さまざまな人間模様だ。
私を信頼してくれて、擁護してくれた人たちのいつもと変わらない姿勢に温かさも感じたが、同時に、態度をコロコロと変えて、失望させられた人間もいる。
失望した理由は、一貫性のなさだ。