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頼みごとを断れない。何もかも嫌になりそうです【心屋仁之助 塾】

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「頼みごとを断れない」という、なゆたんさん(49歳・会社役員)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。

■なゆたんさんのお悩み


私は、人に頼みごとをされると断る事ができず、いっぱいいっぱいになって体を壊してしまいます。そのことを誰にもわからないようにしているので、ますます頼まれごとが多くなり、最近は事前確認もなく、「何日に講演してください!」などと報告をされることも。

頼みごとを断れない。何もかも嫌になりそうです【心屋仁之助 塾】

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「このままでは何もかも嫌になり、大変な迷惑をかけるのではないか」。そんなふうに思えて、夜もよく眠れずうなされています。

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより



なゆたんさん、ご相談ありがとうございます。


今とても追い込まれているようですね。毎日が綱渡り状態で、1日1日を終えるのが精一杯、という状況かもしれません。ここから抜け出すにはどうしたらいいのか、アドバイスさせていただきますね。

まず、これまでのやり方では、自分で自分を”三重”に苦しい立場に追い込んでいることに気づきましょう。

自分を苦しい立場に追い込んでいる1つ目の原因は、「頼みごとを断れないこと」です。ここが最初の砦なので、重点的に説明しますね。

頼みごとからお誘いまで、日本人は特に断るのが苦手な傾向があります。断るのは、気持ちのいい行為ではありませんよね。
私もできるなら断りたくないです。

しかし、なゆたんさんはなぜ「(断ることが)できない」とまで思ってしまっているのでしょうか。

断れない理由にはいくつかありますが、主な3つをご紹介します。

◯ 相手をがっかりさせたくないから
相手をがっかりさせることで「人間関係が悪くなる」「人が離れていく」ことへの恐怖。あるいは、がっかりさせることへの罪悪感がある場合。

◯ 相手に喜んでほしいから
喜んでほしい気持ちがある場合。その裏には、喜ばせられない自分への無力感、罪悪感が張り付いていることもあります。

◯ 「できない」「苦しい」と言えないから
できる人と思われたい、ダメなやつと思われたくない、弱音を吐けないといった気持ちがある場合。


ご自身に当てはまると感じるものはありますか? そのような自分を”感じる”覚悟を決めましょう。そして、そんな自分を許してあげましょう。「人をがっかりさせてもいい」し、「喜ばせられなくてもいい」「ダメなやつと思われてもいい」のです。

別の視点から言えば、頼みごとを引き受けた際になゆたんさんが抱くであろう喜び……「喜んでもらえる」「役に立てる」「自分の力が発揮できる」といった喜びを捨てる覚悟をする、とも言えます。そうしたことができなくてもいいのです。

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