メールやSNSでは気持ちは完全に伝わらないかも? 実際に会うことの大切さ
こんにちは。栗原達也(くりはらたつや)です。
ここ数年はいつもそうだけれど、ますます文明の利器が私たちの生活に入り込んできている。
テレビはデジタルにしなければならないし、映画は3Dとかで飛び出してくるし、携帯電話は選択肢が広がっていく。
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インターネット上のサービスもいろいろなものがあって、どんどん変わっていっている。
都内などは、街を歩いていても、電車の中でも、たいていの人はケータイか携帯ゲーム機か、小さいパソコンかを手放さず、イヤホンかヘッドホンをしている。
手元の小さな画面で起こることに夢中になって、人にぶつかっても気づかないなんてこともある。
もちろん、ケータイサイトを楽しんで読んでくれるのは、私にとっても、おふくろにとっても大歓迎なわけで、こうやってたくさんの人にメッセージを届けられたり、たくさんの相談や意見をもらえるようになったのは、ケータイという発明のおかげだ。
おふくろも50年以上、前に並んでくれる人の声を聞くのが主だったのが、ケータイサイトを始めてから、全国の人からメッセージを山ほど寄せられることに、いまだに毎月、びっくりしているよ。
ケータイという小さな機械を介しても、心と心の交流はできる。
でも、電子機器を使ったコミュニケーションだけになってしまうのは、やはり完全ではないと思う。
特に、メールの文章や飾りだけで人と感情をやり取りして関係をつくろうとし、相手と実際にはめったに会わないというのは、誤解のもとだと思う。
実際に顔と顔を見合わせることはとても大事で、私たちは無意識に、相手からたくさんの情報を読み取っているんだ。
特に、目と口もとに気持ちは表れる。
だから、「目が笑ってないから、心から楽しくは思っていないんじゃないか」「口がゆるんでいないから、本当は緊張しているんじゃないか」ということがわかるんだね。