「何かあったの?」はNG! 仕事で悩む夫「妻がやっていいこと、ダメなこと」
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夫が仕事のことで何やら悩んでいる…。そんなときは少しでも力になってあげたいものですよね。誰かの助けになることを「支える」といった言葉で表現しますが、妻の場合はどのような行動をすることが夫の支えとなるのでしょうか。
今回は、
仕事で悩む夫に対して、妻はどう接すればいいのか、どう支えればいいのかを、成功例を元にタイプ別に解説しましょう。
■口の重い夫…問いただすより「いつでもあなたの味方」宣言
夫を支えるには、あらかじめ夫がどんなことで悩んでいるかをなんとなくでも知っておくといいですね。
けれど、なかには仕事の話を家で一切しない夫もいます。そのため、どんな悩みを抱いているか、皆目見当がつかない…という人もいるでしょう。
仕事上の悩みというと、一般的には下記のようなものではないでしょうか。
・「上司とそりが合わない」「部下の考えていることがよく分からない」など人間関係が上手くいっていない。
・現在担当しているプロジェクトが計画通りに進んでいない。トラブルが多発している。
・残業代が出ない、給料が安い、労働時間が長いなど会社や仕事自体に不満があり、会社を辞めて転職することを考え始めている。
・上司からなんとなく自主退職をうながされている。リストラ候補になっている。 など
上にあげた例以外にも、夫が苦境に立たされるシチュエーションは数多くあります。今、夫はどんな状況にいてどんな気持ちでいるのか、を意識しながら普段の会話に耳を傾けてみると良いかもしれません。
会話のなかで
「何かあったの?」と直接的な言葉をかけるのはNG。かえって夫はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」「無理していることがあるなら我慢しないでね」といった、いたわりの言葉をかけてあげるといいですね。
イソップ寓話のなかにある『北風と太陽』というお話をご存じですか? このお話で旅人は、北風を吹き付けられても脱がなかったコートを太陽のあたたかさで脱ぎ捨てます。
それと同じように「最近おかしいよ。何かあったの?」と問いただされるよりも、言葉や態度で
「私はいつでも味方だよ」といたわられるほうが、夫の心も軟化するはず。
なかなか悩みを言い出せないタイプでも、何が起きているのか自然と話してくれる可能性は高まります。