コミックエッセイ:子育ては毎日がたからもの☆
「ママじゃなくて、ばぁばがいい」と言われてショック! 子どもとの “心の距離” を感じていたけれど…【子育ては毎日がたからもの☆ 第71話】
ここ数年間、我が家から片道5時間の距離に住んでいた両親が、先日、父の定年退職に伴って地元(我が家の近所)へ戻ってきました。
これまでは、いざというときに頼れるところがなくて不安でしたが、両親が戻ってきたことで「何かあった時に助けを求められる人がいる」という大きな安心感を得ました。
そんな折、夫と出かける用事があったため、やむなく子どもたちを両親に預けることに。大好きな祖母と過ごせることを、子どもたちはとても楽しみにしていました。
その夜は、私たちの帰宅時間が遅くなりそうだったため、子どもたちは翌朝迎えに行くことに。子どもたちにとって、はじめての
「親のいないお泊り」となったのです。
▼「前回」のエピソードはこちら 「ママじゃなくて、ばぁばの方がいい?」
後ろを振り返りもせず、母と楽しげに話しながら行ってしまった子どもたちを見送りながら、急に淋しさがこみ上げてきました。
「やっぱり私より母の方が、子どもたちのママにふさわしいのかもしれない…」。よくないと思いつつも、どんどん気持ちはネガティブな方向へ。
用事を終えて帰宅し、子どもたちのいない静かな寝室にいると、さらに淋しくなってきました。わたしも「子どもたちと別寝」はこれが初めての体験。
いつもは、三つ敷かれた布団で三人で寝ているのですが、二人とも真ん中の私の布団の中に潜り込んでくるもんだから、実質一つの布団で窮屈に寝ているようなこともしょっちゅう。
「のびのび寝れないのがストレス」
「起きても肩こりでぐったり」
「早く一人寝したいな」
そう思ってきたけれど、実際に一人で寝てみるとなんとも淋しい。
「今ごろ実家で、どう過ごしているかな?」
「本当に帰りたくなくなっちゃったらどうしよう?」
「早く会いたいな・・・」
センチメンタルが最高潮になりつつ、一人眠りにつきました。