国が違えばマナーも違う?世界の料理マナー
『テーブルマナー』といえば、何となくフレンチやイタリアンなどの『レストラン』を連想する人が多いのではないでしょうか?
あまりなじみのない国の場合にも慌てずに済むよう、世界の料理マナーについて学びましょう。
お隣の国 韓国・中国
まずは、日本と同じアジアの国である『韓国』『中国』のテーブルマナーについて紹介します。
『韓国』のテーブルマナーでは『年長者の動き』がポイントとなります。
例えば、ご飯を食べる際には、まず『年長者が食べ始める』までは食べないことが基本です。また、お酒を飲む際には、年長者と杯を交わしても、背を向けたり、横を向いたりしてお酒を飲んでいることが見えないようにしましょう。
『中国』では、仕事の場であったとしても『楽しく、みんなでワイワイ』といったカジュアルさがテーブルマナーにも求められます。
そのため、「満足・満腹です」「十分なおかずの量でした」ということを表すため、『少し料理を残す』ことが正しいマナーとされますよ。
カレーが有名 インド料理
料理を手でいただくなど、一見テーブルマナーとは無関係そうに思える『インド』ですが、宗教観念に基づいたテーブルマナーが存在します。
インドで『左手』は『不浄の手』とされていることから、左手で食べ物を扱うことはマナー違反とされます。
また、それと同じく『食べ残し』にも非常に厳しい国です。たとえ、苦手な食べ物であったとしても、出された物は完食するようにしましょう。
自由な国に思えるインドですが、その自由は、宗教・文化に基づいた厳格なルールの上に成り立つものです。仕事などでインドからの来賓であってもテーブルマナーに自信がないときには、事前に確認などをした方がよいでしょう。
イタリア料理のマナー
会食はもちろん、プライベートでも誕生日やお祝い事で使われる『イタリアン』では、意外なテーブルマナーがありますよ。
それは、『余計な調味料をオーダーしない』ことです。
カジュアルイタリアンでは、追加でチーズやペッパーソースなどをオーダーできることがほとんどですが、格式高いレストランではそうした行為はNGです。
出された料理にトッピングを加えることは、『料理人の味付けがまずい』ということを意味するため、正しく場を使い分けるようにしましょう。
本格的に学びたい マナー教室の選び方
本やインターネットから『テーブルマナー』についての知識をどれほど得ても、実際の場面で手こずることもあるでしょう。日常にテーブルマナーを取り入れるには、マナー教室などで本格的に学ぶことがおすすめです。
教室の選び方をチェックしてみましょう!
体験レッスンで授業の雰囲気をつかむ
インターネットを使って『テーブルマナー教室』と調べれば、数多くの情報に触れることができますよね。
そこでどれほど口コミ評価の高い教室を見つけたとしても、まずは『体験レッスン』に通って、雰囲気を見てみましょう。
インターネット上の評価はあくまでも『他人からの評価』であるため、そこで申し込みを決めてしまっては、万が一合わなかったときに長く続けることができません。
実際に足を運んでみて、『教室の雰囲気』をはじめとした『通いやすさ』『授業料』『授業内容』など、総合的な項目から判断するようにしましょう。
費用の高い・安いだけで選ばない
マナー教室に限らず、習い事の費用はまさに『ピンからキリまで』です。
確かに『費用の高低』は、1つの目安にはなりますが、価格が安いには安いなりの理由があり、また、高いからといって授業内容が担保されているわけではありません。日々仕事に追われる会社員の人がマナー教室を選ぶことは、とても労力のかかることですが、時間とお金をかけて長く付き合う場所です。
『学びたいマナー内容』と『払ってもよい価格』をあらかじめ設けて、そのバランスを正しく見極めながら、教室を選びましょう。
正しいマナーで食事の時間をもっと楽しく
正しい『テーブルマナー』を身に付けると、敷居の高いレストランでも自信を持って臨むことができます。
あなたが迷わずナイフやフォークを手にし、食事を楽しむ姿は、相手に対して『余裕さ』『好印象』を与えるでしょう。
テーブルマナーには細かなルールがありますが、1度しっかりと覚えれば、自然に体が動くようになりますよ。
テーブルマナーの『知識を深めたい』のか、それとも『実践したい』のかを目的で切り分けて、マナー教室なども検討してみるとよいでしょう。