テーブルマナーをどこまで知ってる? きちんとした知識で美しい作法を
食事をする際のマナー
非常に目に付くテーブルマナーといえば、やはり『食事中』ですよね。
ずらりと並べられたカトラリーに最初は驚いてしまうかもしれませんが、実はさほど難しいルールはありません。基本ポイントをチェックしてみましょう!
- お皿を挟んだ『右側』『左側』のカトラリー共に『外側』から使用する
- お皿の奥にある小さなスプーンやフォークは『デザート用』に使用する
- 食事中のカトラリーは『八の字』に置く
- 食後のカトラリーは『右側にそろえて』置く
たった4つのポイントを意識するだけでも、印象が大きく異なります。レストランによってルールが変わることはありませんので、基本のポイントを押さえましょう。
料理別マナーの基本 和食編
続いて、『和食』のテーブルマナーについて紹介します。日常的なルールをそのまま生かせるため、洋食編よりも難しくないでしょう。プラスアルファのマナーを学んで、自信を持って場に臨みましょう。
着席までのマナー
会食などの『仕事』の場合には、『着席』がポイントです。
着席までのほんのわずかな間でも、気を抜かずに取り組みましょう。主なマナーを以下に紹介します。
- ふすまの前で正座し、引き手に近い手でふすまを5~10cmほど開ける
- ふすまを開けた手と逆の手を使って、半分までふすまを開ける
- ふすまから手を離し、両手を床にそろえて会釈し、立ち上がる
- 入室の際は『敷居を踏まない』。敷居・たたみのへりを越えて入室する
慣れるまでは一つ一つを意識しないと難しいかもしれませんが、無理な体勢を取ることはないため、慣れれば『一連の動作』として自然に行えるでしょう。
おしぼりの使い方
カジュアルなレストランや居酒屋で使う『おしぼり』と違って、おしぼりにも『テーブルマナー』が存在します。具体的な使い方をチェックしてみましょう。
- 右手で取り上げ、左手に持ち変える
- 両手を拭く
- 拭いた面が『内側』になるように折りたたむ
男性がおしぼりを使用する際には、顔や首回りを拭くことがありますが、こうした使い方はNGです。
食事をする際のマナー
食事シーンでは、日頃から耳にする『1つの料理だけを食べない』『お茶碗に手を添えて食べる』『お茶碗の上に箸をかけない』といったことがそのままテーブルマナーに生かされます。
上記以外にポイントとなる項目をチェックしていきましょう。
- 体を軸に、右側にある物は『右手』、左側にある物は『左手』で取る
- 盛り合わせ料理の場合、左から右の順で味が濃くなるため、食べる際は『左から』いただく