コミックエッセイ:“生まれ順”で子育てまるわかり! 夫婦の関係
家事も育児も妻がやってくれると勘違いする夫にイラッ!/末っ子長男夫×末っ子妹妻(1)【“生まれ順”で子育てまるわかり! 夫婦の関係 Vol.1】
ここからは、心理カウンセラーの五百田達成さんに今回紹介した理子と太一の行動や発言を振り返りながら、「生まれ順でまるわかり!」なポイントを教えてもらいます!
心理カウンセラーの五百田さん、教えて!
こんにちは、心理カウンセラーの五百田達成です。毎話ごとにストーリーを振り返りながら、生まれ順による特性をお伝えすることで、夫婦関係を円満にしていくポイントなどをお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いします!
末っ子ってどんな特性があるの??
実はイラストにあるように、末っ子にはこんな特性があります。
(1)「末っ子のモットーは「きっと誰かがやってくれる」」
(2)「できないことは、人に任せよう」と思っている
(3)「“頼りにならない存在”でいさせてほしい」
(4)「 あらゆることを なぁなぁにしていきたい」
(5)「平和に楽しく 適当にやりたいんだってば!」
これらをふまえて、今回のご夫婦を見てみましょう。
末っ子同士の夫婦は末っ子のポジション争いしてる!?
実は今回登場した夫の太一さんは、お姉さんがふたりいる末っ子の中でも、取り扱いが難しいタイプ。
家族の中で初めて生まれた男の子というだけあって、末っ子だけど長男として大切にちやほやされたところも。末っ子ならではのドライさ、クールさにかけてる部分があります。家族の中でも末っ子なのに地位が高いところにいたという可能性があります。
責任感の強い長子(1番目の子)は、「何ごともちゃんとやるべきだ」と考えるのに対して、末っ子は自分のモットーでもある「きっと誰かがやってくれる」という考え方が根底にあります。
今回登場している妻の理子さんも末っ子で、根本的には「きっと誰かがやってくれる」と考える傾向にあるのですが、
親になった以上、子どものお世話や教育をしないわけにはいかないので、常に焦っています。
本来ならば夫の太一さんと同じように気楽に暮らしたいはずですが、理子さんは「育児」という要素が加わったことで、「慣れないことをしている」と日々ストレスを感じながら子育てをしているように思います。
本心としては「私だって末っ子やりたいのに!」と思っているのです。
結局のところ、末っ子のポジションをお互いに取り合ってしまうからイライラしてしまうのです。
兄や姉に命令や頼みごとをされていた末っ子も育児の丸投げは辛い!
最後のシーンで理子さんがつぶやいていた「どうせ準備をするのは私でしょ?」という一言。末っ子は幼少時代、兄や姉からの理不尽な要求に慣れていることもあり、黙って受け入れる体質。多少イライラしても「なんとかごまかして楽しく過ごしたい」スタイルを貫きがちです。
しかし、慣れない育児は簡単にこなせるものではなく、理子さんが昔お兄さんに頼まれていたような「リモコン持ってきて」のレベルではないのです…。
今回は末っ子の特性を中心にお話しました。次回はストーリーを進めながら、末っ子にはどんなアプローチが効くのかを考えていきましょう。
次回に続く(全4話)毎日10時更新!
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※この漫画は実話を元に編集しています
原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・
ユキミ