なぜなら、1つの視点では見えなかったことが、多方面から考えることで見えてくる可能性があるからです。
需要と供給を例に挙げると、生産者側の立ち位置では基本的に利益しか見えませんが、消費者側に立ってみることで「価格」や「質の良さ」など、求められているものは何なのかという部分が見えてきますよね。このように、多方面の視点から物事を見つめる癖をつけることが、本質を見抜くための一歩になっていくはずです。
◇(2)いつもの風景を違った視点で見てみる
洞察力を鍛えるためには、いつもの風景を違った視点で捉えるのも効果的でしょう。
毎日通っている道であっても、注意深く観察すれば日々の小さな変化に気づくことができるかもしれません。
今までは意識せずに過ごしていた日常や風景に対して、いつも以上に関心を持ってみることが、物事の本質を見抜く力を伸ばすのに役立つはずです。
◇(3)行動パターンを変える
毎日何気なくしている身支度など、ワンパターンな行動を変えてみるというのも、洞察力を鍛えるのにおすすめ。
例えば、帰ってきたら夕飯を食べてゆっくりしてから、寝る前にお風呂に入るという習慣がある人は、その順番を変えてみましょう。