ともいう。五行に配したり、東西・南北・天地・陰陽・男女に配したりするようにもなった。神道の一派では禊の時の呪文にする。
(出典:『世界宗教用語大事典』)
前半の「とほかみ」について、由来は諸説あります。
1つ目は、遠津御祖神(とおつみおやのかみ)に由来するもの。この遠津御祖神とは、自分を含めた全てのご先祖様のことです。
2つ目は、遠神(とおかみ)=遠くにいる神様・ご先祖様を意味するもの。
そして3つ目は、十神(とおかみ)=十の神様を意味するもの。
後半の「えみため」は「微笑んでください」という意味があるとされています。つまり「とほかみえみため」とは、「神様・ご先祖様、どうか微笑んでください」という言葉なのです。
微笑んでくださいという言葉には、感謝の気持ちが込められているとも考えられます。
■「とほかみえみため」に期待できる効果
言霊(ことだま)という言葉があるように、言葉には魂が宿るとされています。「とほかみえみため」を唱えることでどんな効果を期待できるのでしょうか?
◇(1)高次元の存在とつながりやすくなる
とほかみえみためは、神様やご先祖様に語りかける言葉。