20世紀の巨匠サイ・トゥオンブリー、原美術館で日本初個展開催。紙の作品フォーカス
今回の展示ではそんな彼の作品の中でも、ドローイングやモノタイプといった紙の上に描かれた作品にフォーカス。即興性、速度、劇場、直感といった個性がストレートに感じられるような作品がそろった。
なお、今回の展示は03年にサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館で開催された展覧会を、原美術館の空間に合わせて再構築したもの。同展では生前のトゥオンブリーが自ら作品の選定に携わっており、後に欧米の主要な美術館を巡回すると大きな話題となった。今回の展示会場では53年から02年にかけて制作された約70点の作品を展示。更に、群馬県渋川市にある別館「ハラ ミュージアム アーク」でも、同期間にトゥオンブリーの作品の一部が公開される。
【イベント情報】
サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
会期:5月23日から8月30日
時間:11:00から17:00(祝日を除く木曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,100円大高生700円小中生500円
休館日:月曜日(7月20日は開館)、7月21日
「Petals of Fire(炎の花弁)」