2015年6月29日 20:30
伊ファッションの歴史を紐解くC.P.カンパニー、ニノ・チェルッティのアーカイブ展【ピッティウオモ2016春夏】2/4
●ニノ・チェルッティ展マリーノマリーニ美術館でピッティ・ディスカバリー財団が催したのは50年以上の歴史を持つニノ・チェルッティの回顧展。セニョール・ニノとして愛された偉大なデザイナーの1970、80年代の代表的なアイテムから2000年代に至るデザインへの変遷を、アンジェロ・フラッカベントがすべての時代のワードローブをキュレーションした。1930年代のチェルッティ社のバンチブック(生地見本帳)や、ヒットマンブランドで発表された当時のスーツ、1960年代初頭のスーツなど貴重なアーカイブが一堂に会した。1980年代に大きくクローズアップされたアルマーニ、フェレ、ヴェルサーチといったデザイナーの一方で、生地メーカー発のリラックスした着こなしへと、イタリアのメンズファッションの革新的な方向性を示した同氏のコレクションにニック・ウースターをはじめ、多くのファッション関係者が熱心に写真を撮る姿も見られ、現在84歳の本人も元気な姿を見せた。--明日は、ピッティウオモ2016春夏の3/4として、今回ピッティで発表された次世代デザイナーのイベントをレポート。■text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉■ピッティウオモ2016春夏レポート--“見えない”時代のメンズファッションはアーカイブがトレンド1/4--ピッティが期待するアフリカ&次世代デザイナー3/4--注目の若手デザイナー、アーサー・アーべッサーとカサマードレ4/4
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