2015年7月15日 15:30
プレタ撤退後初コレクション、“ファッションアーティスト”を自称するヴィクター&ロルフ【15-16AWクチュール】
ヴィクター&ロルフ15-16AWクチュールコレクション
ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)の15-16AWクチュールコレクションのショーは、パレ・ドゥ・トーキョー最上階のスペースで行われた。プレタポルテ撤退を宣言してから初のコレクションとなり、今回からヴィクター・ホスティンとロルフ・スノランの両名は、デザイナーあるいはクチュリエではなく、ファッションアーティストを自称。ファッションとアートを結びつける、ウェアラブルアートを目指したという。
ショーがスタートすると2人がランウェイ上に登場し、モデルたちが着ているスカートやジャケットを脱がせて壁に飾っていく。木枠を折られたキャンバスのようなラップドレスでスタート。オランダ黄金時代の絵画をモチーフにしたジャカード素材には刺繍やアップリケが施され、布を重ねて作り上げた額縁パーツで縁取られている。それらがコートやドレス、ケープなどに変化し、オブジェのようだが着用可能な服として成立。全て布帛で作られているため、そのどれもが軽やかな印象。
それぞれのルックで、インナーには刺繍を施したシンプルなデニム製ワンピースをコーディネート。