2015年11月20日 18:00
YCAMに西陣の細尾×ムン・キョンウォンによる巨大な織りのインスタレーション。ドローン撮影の映像も
「プロミス・パーク・プロジェクト」の新作インスタレーションと研究成果を展示する「プロミス・パーク-未来のパターンへのイマジネーション」が開催
山口情報芸術センターYCAMでは11月28日から16年2月14日まで、未来の公園について考察する「プロミス・パーク・プロジェクト」の新作インスタレーションと研究成果の展示「プロミス・パーク-未来のパターンへのイマジネーション」が開催される。
国際的に注目を集める韓国のアーティスト、ムン・キョンウォンと共に12年から3年間の歳月をかけて取り組んできた同プロジェクトでは、様々な時代、文化、人類の営みが交差する「公園」について、多領域の専門家とともに様々な考察を行ってきた。今年は、山口県及び九州地方に残る近代化産業遺構にフォーカスし、フィールドワークとドローン撮影を実施。その地域に根付いていた産業の姿を伝える遺物や遺跡を通じて、その空間がもつ歴史の記憶から「未来の公園」について考察した。
3年間の集大成となる同展では、フィールドワークをもとにした「未来の公園」をめぐる考察の数々を、新作インスタレーションと研究成果展示として公開。インスタレーションでは、ドローンによって撮影した映像をもとに床面に映しだされる映像インスタレーションと、京都西陣にある細尾とのコラボレーションによる織機によって生成される絨毯のふたつの新作インスタレーションを展示する。