くらし情報『正藍冷染「藍と共にある四季」日本最古の藍染を守る千葉まつ江さんに会いに--後編【ENcounter vol.2】』

2015年11月21日 20:30

正藍冷染「藍と共にある四季」日本最古の藍染を守る千葉まつ江さんに会いに--後編【ENcounter vol.2】

千葉まつ江さんの工房

千葉まつ江さんの工房

栗駒山を望む宮城県の山間部に暮らす千葉まつ江さん。人間国宝の祖母・千葉あやのさんの教えを頑なに守り、「正藍冷染(しょうあいひやしぞめ)」を、染めの原料である藍葉の種まきから、反物を染めるところまで、一貫して自らの手で行うまつ江さんの四季と共にある暮らしを前編に続き紹介する。

■藍と共にある暮らし--初夏・藍立、藍染

藍染の原料となる藍玉は、真ん中をくぼませしっかりと乾燥させてある。大きさは、ちょうど白玉くらいだが、固くて軽い。しっかりと乾燥させることで、その年だけでなく翌年も藍玉を使うことが可能になる。

藍玉が完成すると、気温が上がりはじめる5月を待って、いよいよ「藍立(あいだて)」という染水を作る作業がはじまる。藍立は染水を作る大きな桶に、藍玉と楢炭(ならすみ)から取った灰汁(あく)、そして長年の経験で培った感覚で、絶妙な温度のぬるま湯を加えていく。

この藍立には10日間を要し、その間は朝4時と夕方4時の1日2回、染水の入った桶を力一杯にかき回す作業を行う。力と根気のいる作業で、現在はこの作業をまつ江さんの息子さんが手伝っている。藍立を初めて数日経つと、最初は茶色かった水面に立った泡が、徐々に「藍の華」

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