マックスマーラがヴェネチアのニューイヤーコンサート「La Fenice in Venezia」のバレエ衣装をデザイン
演劇に必要な緊張感を生み出し、ピュアで特別なカラーによって、バレエに命が吹き込まれる場所、チーニ財団とパラッツォ・グラッシにまつわる感情が呼び起こされます。
「ディエゴと私は、振り付けが完成する前から、プロジェクトに取り掛かりました。その結果、衣装の物理的な特性に合わせて、動きを考えるという非常に刺激的な取り組みになりました。衣装、特にコートによって動きが制限されることで、ダンスが生まれるのです。一般的にはその逆の流れだと思います。私のインスピレーションは、街中で見かけるような服を原色のブロックでまとめ、歴史ある場所とのコントラストを効かせることでした。つまり、平凡を非凡にするという試みだったのです」と、イアン・グリフィスは語ります。
女性用ワードローブと男性用ワードローブが出会う場所、つまりユニバーサルウェアの概念は、ショートパンツやテイラードパンツとタンクトップのコーディネートはこうして始まりました。また、世界的に有名なテディベアスタイルをはじめとするケープ、ウエストコート、ジャケット、コート、そしてラップコートを新たに解釈し、丈の長いベルトを組み合わせて、ダンスのツールに変化させました。