2022年3月5日 11:00
【ルック】マリア・グラツィア・キウリによるディオール 秋冬 2022-2023 コレクション
構築するという、マリア・グラツィア・キウリが提案するコンセプトに命を吹き込みます。
©Brigitte Niedermair
ムッシュ ディオールによる洋服の内側には、並外れた構造システムが組み込まれています。本コレクションのためにマリア・グラツィア・キウリが立ち返った「バー」ジャケットは、当時のモデルの構造に、D-Air lab**によって生み出された先進的な技術を採用することで、体の表面の湿度を管理し、必要な際には温めるシステムが落とし込まれ、再解釈が加えられました。蛍光色で彩られた動脈と静脈の有機的なネットワークのようなものが交差するような装飾が施されたボディスーツには、温度を均一に保つ機能が備えられています。
ロジェ・ヴィヴィエによってディオールのために製作されたアイコニックなパンプスは、その刺繍の可能性を通して再解釈され、くるぶしのまわりに施されたテクニカルファブリックのヨークによって強調された、類まれなクラフツマンシップの代表例として登場しています。単体でも、組み合わせても着用できる、複数のポケットが付いたベルトや、アジャスタブルなレースコルセットが多くのスタイリングを完成させます。