くらし情報『神秘に満ちたタジキスタンへ誘う、ブルガリのカラージャーニー第2章「スピネル コレクション」誕生』

神秘に満ちたタジキスタンへ誘う、ブルガリのカラージャーニー第2章「スピネル コレクション」誕生

そしてブルガリのハイジュエリーとなるために、熟練の職人たちの元へとそのエキサイティングな旅路となったのです。

深みのあるクリムゾンからパステルブルー、ピンク、パープル、グレーまで幅広い色彩をみせるスピネルは、古くはルビーとの識別が難しいと言われていました。有名な「ルビー」の多くが実はスピネルで、イギリス王室の最も初期の戴冠宝器のひとつである王冠にセットされた、かの有名な「黒太子のルビー」も、実はなめらかなレッドのスピネルでした。確かに、豊かで生き生きとした色彩をまとったスピネルはルビーと並ぶ美しさを誇り、熟練の宝石鑑定士でなければ両者の違いを見分けることはなかなかできませんでした。

神秘に満ちたタジキスタンへ誘う、ブルガリのカラージャーニー第2章「スピネル コレクション」誕生

スピネルの名声は大胆不敵な探検家マルコ・ポーロの歴史と密接に結びついていました。13世紀末にアジアを巡る刺激に満ちた旅を経て、スピネルをヨーロッパに持ち込んだのが始まりです。「バラス・ルビー」の話を最初に伝えたのがこのイタリア人冒険家で、ピンクや紫がかった独特の赤色に光る宝石について日記に書き記していました。スピネルという名は、ルビーやスピネルの鉱山で有名なアフガニスタン北部(現在はタジキスタン)のバダフシャーン州に由来していると言われています。

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