MCMトップが語る日本再上陸の野望1/2‐‐パオロ・フォンタネリCEO【INTERVIEW】
その中で、日本再上陸は重要な意味を持っています。消費者が既にブランドを認知していることは、大きな財産といえます。ヘリテージラインを筆頭に、高級ラインを含めた魅力的なラインアップを消費者に提案していきます。
――MCMファッション・グループ・ジャパン代表に加賀美氏を抜擢した理由は?
ファッション産業における素晴らしい経験を持ち、日本市場を熟知している加賀美は、再上陸には欠かせない人材です。彼女を迎えることができ、今後の日本での展開に大きな希望が持てました。
――今後、コラボレーションなどを予定していますか?
毎シーズンアーティストとコラボレーションを行っています。14-15AWコレクションでは、アートシーンが活気づくドイツから、注目のアーティストとコラボレーションを行う予定です。
MCMファッション・グループ・ジャパン 加賀美由加里代表取締役編に続く。
パオロ・フォンタネリは1957年、イタリア生まれ。天体物理学の研究に携わった後、95年にサルバトーレ フェラガモ CEOのフェルッチョ・フェラガモのビジネスアシスタントとなり、98年に同社CFOに就任。99年、ハーバードビジネススクールのマネジメントプログラムに参加。