金沢21世紀美術館が10周年展。戦後日本と3.11以後の建築にフォーカス
11月1日にはミゲルーによる講演会も開催予定だ。
一方、「3.11以後の建築」は東日本大震災によって激変した社会の意識やシステムに対応し、新たな取り組みを始めた30人の建築家を紹介するもの。「みんなの家」「災害後に活動する」「エネルギーを考える」「使い手とつくる」「地域資源を見直す」「住まいをひらく」「建築家の役割を広げる」の七つのテーマで展示を行う。
同展ではゲストキュレーターとして、建築批評家の五十嵐太郎、コミュニティーデザイナーの山崎亮を招聘。2日には両者の対談が行われる。
なお、展示会に先駆けて、金沢市内では様々なプロジェクトが催された。日建設計ボランティア部では、金沢市沿岸部の大野地区で津波時の避難経路を示す“逃げ道地図”を作成。さらに、高度経済成長期に金沢に建てられたビルの魅力を探る「金沢まちビル調査」も開催されており、これらの結果は展示会にて発表される予定。
他にも、市民ギャラリーの利用団体と建築家のコラボレーションにより、展示空間のデザインも行われた。
【イベント情報】
ジャパン・アーキテクツ 1945-2010
3.11以後の建築
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
会期:ジャパン・アーキテクツ 1945-2010/11月1日から3月15日3.11以後の建築/11月1日から5月10日
時間:10:00から18:00(金・土曜日は20:00まで)