原始的かつ最新。インスタントフィルム専用ピンホールカメラが77台限定で発売
12月14日、SUPERSENSEによって、ポラロイドフィルムの生産終了後、世界初となるピンホールカメラ「66/6 PINHOLE INSTANT CAMERA」(2万7,593円)の販売がスタートした。全世界限定500台の先行発売で、日本では原宿のギャラリーAMで購入可能。77台限定での発売となる。「66/6 PINHOLE INSTANT CAMERA」は、レンズの代わりに穴が開いているだけのカメラの最も原始的な構造をしたピンホールカメラ。インスタントフィルムを充填して使えるものとしては非常に珍しいという。直径0.25mmと0.35mmの二つの穴が開いており、明るさなど環境に応じて使用するホールを選ぶことができる(暗い環境での撮影には0.35mmを推奨)。その穴を通して正面から入った光を、内部の鏡で反転させ、フィルムに撮影する仕組みだ。
ピンホール部分を備えたベロはピラミッド状に引き出せる。引き出すほどに望遠で撮影できるが、同時に周辺光量が落ちるため、慣れるまでは実験するつもりで撮影を試みるのがよさそうだ。ちなみに、このカメラを製作したSUPERSENSEが撮影してみたところ、ベロを完全に引き出した場合、約30秒から2分の露出時間で良好な結果が得られたという。