新宿伊勢丹、“豪華客船クルーズファッション”提案。船上パーティーはタダシショージと日本の匠
平安時代の華やかな暮らしを現代のシーンに置き換えた“源氏物語”シリーズからは、ネックレス(6万9,000円)、イヤリング・ピアス(共に2万8,000円)、バングル(4万3,000円)がエントリーされている。「タケヤリ」は帆布(『はんぷ』と読む)の縫製技術を活かした明治期創業の岡山県のメーカー。アパレルや雑貨のほか、帆船の帆、テントなど産業資材までを製造する。寄港地でのお出かけや船内散策など、カジュアルシーンにも対応できるトートバッグ(2万円)、ポーチ(6,000円)など、厚手で丈夫な帆布の特徴を活かしたアイテムを展開している。「伊勢半本店」は、江戸から続く“紅(べに)”の老舗。創業から変わらぬ伝統製法で玉虫色に輝く小町紅(こまちべに、江戸時代の口紅の商標)を販売する。日本古来の鮮やかな紅色は、船上パーティーにこだわらず、ハレの日にもふさわしい色だ。外国の乗船客と“日本の美”について語るきっかけにかもしれない。
また、クルーズ時の長旅に便利なアイテムも紹介されている。刃物の生産地として知られる岐阜県関市で作られた「貝印」の爪切り(1,200円から1万円)、眼鏡のフレームやその生産技術が高く評価されている福井県鯖江市で製造された「オーマイグラス」