2023年7月13日 14:55
マリーン・セル 2024年春夏コレクション - 高鳴る鼓動を鮮やかに身にまとって
布の落ち感と呼応したギャザーとドレープを効かせることで、メリハリのあるシルエットに仕立てている。
ざっくりニットでエフォートレスなムードをプラス
流れるような生地の使いかたとは対照的に、カントリー調で素朴なムードのニットウェアが織り交ぜられているのも面白い。かぎ針編みによってざっくりと編まれたカラフルなニットは体のラインを際立たせる端正なシルエットのドレスやミニスカート、再構築されたカーディガンなどに取り入れられ、コレクション全体に意外性のあるコントラストを生み出していた。
ドレスやブルゾンなど、豊富なバリエーションのデニムウェア
また、ブランドのアイコニックなブルーデニム生地を用いたウェアは5ポケットジーンズをはじめ、セットアップやボクシーベスト、ミニスカートなど、カジュアルからフォーマルまで様々なスタイルで登場。デットストック生地を繋ぎ合わせることで、クラシックなシルエットを再構築していた。
たとえば、デニム生地を斜めに紡いだクチュールライクなドレスは、ウエストラインを強調するステッチや、肌を大胆に露出するカットアウトなど、デットストック生地を繋ぎ合わせることで再構築。ブランドのアイコンである“月”はバストを象るようにあしらわれ、センシュアルな雰囲気を強調する手段として取り入れられている。
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