くらし情報『エズミ 2024年春夏コレクション、“マルセル・デュシャンの視点”で再考する既製服』

2023年9月9日 18:00

エズミ 2024年春夏コレクション、“マルセル・デュシャンの視点”で再考する既製服

エズミ 2024年春夏コレクション、“マルセル・デュシャンの視点”で再考する既製服

エズミ(EZUMi) 2024年春夏コレクションが発表された。

20世紀の芸術家 マルセル・デュシャンに着想
過去2シーズンに渡り、ブランドの方向性をよりエレガントかつモードなものへと進化させてきたエズミ。デザイナーの江角泰俊がロンドンで学んだ<ファッション×アート>の経験を融合させ、ブリティッシュな要素や歴史的な時代のインスピレーションを、現代的な視点で解釈するアプローチを続けている。

2024年春夏コレクションは、この洗練されたスタイルに反骨精神を融合させることで、これまでの既成概念を覆すような、新たなアプローチを試みる。着想源となったのは、20世紀初頭の芸術家 マルセル・デュシャンの精神と彼のダダイズム運動だ。

「Ready-made」シリーズの視点を反映
まず、コレクションに大きな影響をもたらしたのは、(男性用小便器をはじめとする)“既製品を芸術作品として再構築”した「Ready-made」シリーズ。物品の意味や機能を変容させるという、画期的なデュシャンの視点を、ファッションシーンの既製服に置き換えて洋服作りをスタートした。

見慣れたトレンチコートを、ウエストが覗くほどショート丈に大胆カットしたり、ワンピースとして再解釈したり。

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