エイポック エイブル イッセイ ミヤケ“楮和紙の糸”をめぐる展示がイッセイ ミヤケ キョウトで
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)が、楮和紙の糸を用いた新プロジェクトをスタート。イッセイ ミヤケ キョウトのギャラリー「クラ(KURA)」にて、特別展示を2024年1月5日(金)より行う。
一本の楮糸から一枚の布へ
エイポック エイブル イッセイ ミヤケの新たなプロジェクトは、高知・土佐を拠点とする「三彩(SANSAI)」とのコラボレーションによるもの。三彩が所属する三和製紙グループは、樹木の1種「楮(こうぞ)」を原料として、この地に江戸時代より続く和紙作りを継承してきた。2018年からは、和紙作りの技術を応用し、楮和紙を使った糸「楮絲(こうぞし)」の開発に取り組んでいる。
和紙の糸は通常、ロール紙を細長く割いて撚ることで作られる。一方で三彩のグループは、楮の繊維からそのまま1本の糸を抽出する技術を世界で初めて開発。楮の施設栽培から原料の加工にいたる過程を効率化させ、糸までを一貫生産している。
イッセイ ミヤケ キョウトのギャラリー「クラ」での展示では、一本の楮糸から一枚の布が織り上がるまでのプロセスを紹介。また、2024年5月には、アイテムの第1弾として、ストールを展開する予定だ。