2024年1月15日 13:25
ラッド ミュージシャン 2024年春夏コレクション - 偶然と抽象の世界、幽玄の美
また、アノラックパーカやブルゾン、パンツに広がる色鮮やかなペイントモチーフは、19世紀の絵画からインスパイア。抽象的に広がる色彩が、広大な宇宙空間を連想させる。
既定の位置からずれた配置
既存の配置からあえてずらしたレイアウトのデザインも象徴的だ。緩やかなデニムブルゾンは、フロントの中心をずらしてネックポイントを斜めに仕上げることで独特のバランス感に仕上げた。カバーオールやシャツのカフスは、従来の位置ではなく袖の前方にくるように仕立てることで、デザインのアクセントとして機能している。
流動的な佇まい
流動的で柔らかな雰囲気も、今シーズンならでは。明るいミントグリーンの布地やデニム地など、様々な素材で登場しているラップスカートパンツは、ふんだんに生地を使いエレガントなシルエットに。また、ミニマルなカットソーワンピースや、パンツにレイヤードして着こなしをアレンジできる巻きスカート型のエプロンスカート、しっとりとしたカラーブロックのアーガイルニットなど、装いに柔らかさをもたらすアイテムが散見された。
馬具メーカーのソメスサドルなどコラボも
なお、今季は日本唯一の馬具メーカーであるソメスサドル(SOMES SADDLE)