2024年3月2日 09:00
ディオール 2024年秋冬ウィメンズコレクション、既製服「ミス ディオール」誕生の60年代に着目
テーラードジャケットやラップスカートには、再解釈された「MISS DIOR」のロゴシグネチャーを大胆にあしらい、遊び心を効かせつつアイコニックなルックに仕上げた。
さらに、ジャケットとミニスカートを組み合わせたスタイリングも60年代を思い起こさせる。テーラードジャケットや、ユニフォームライクなダブルブレストのジャケット、ボリュームのあるブルゾンにコンパクトなミニスカートをコーディネートしたルックが散見された。マニッシュなジャケットスタイルに、快活な女性らしさや軽やかさを加えている。
竹や籐の色彩、編み目模様
キーカラーとして、ショー会場内に装飾された、竹を編み込んだドレスのオブジェとも呼応するナチュラルなベージュがアウターやボトムスにフィーチャーされている。なお、オブジェはインド人アーティストのシャクンタラ・クルカーニによるものだ。また、竹の編み目を思わせるディテールも登場しており、ウィンドウペンチェックのノースリーブブラウスやパンツ、透かし彫りのような「カナージュ」モチーフのレザースカートが展開。同じく「カナージュ」をレザーエンボスで表現した、クラシカルなボックス型バッグにも注目だ。