2024年3月5日 08:35
ロエベ 2024年秋冬ウィメンズコレクション - 由緒の研究、テーラリングとクチュールの融合
ロエベ(LOEWE)は、2024-25年秋冬ウィメンズコレクションを2024年3月1日(金)にフランス・パリのヴァンセンヌ城にて発表した。
由緒と階級社会にフォーカス
今季のテーマは「由緒」の研究。英国の階級社会や、特権的な意味合いを持つ特注品の「テーラリング」と「クチュール」の融合がクリエーションの鍵となっている。男性的な仕立て服と女性的なオーダーメイドの服を共存させつつ、その特権性をロエベの視点から解体し、遊び心いっぱいに表現しているのがポイントだ。
テーラリングとクチュールの融合
モーニングコートは、後ろ裾を極端に長くすることでフェミニンな印象に。かっちりとした英国製ウールツイルのテーラードジャケットに合わせたバルーンパンツは、生地をたっぷりと使ってドレープを効かせ、優雅さとリラックス感を同時に演出する。
また、ふんわりとリュクスに起毛させたニットには、マニッシュなスラックスをスタイリングして紳士服の要素をプラス。階級社会を思わせるネイビーのキャプテンコートは、ロエベのアイコニックなナパレザーを用いて仕立てた。
アルバート・ヨークの詩的な絵画世界に着想
また、アメリカの画家、アルバート・ヨークの作品がコレクションの随所に散りばめられている。