くらし情報『ペイデフェ 2024-25年秋冬コレクション - 無機質でありたいと願う“あの頃の自我”に寄り添って』

2024年3月14日 19:35

ペイデフェ 2024-25年秋冬コレクション - 無機質でありたいと願う“あの頃の自我”に寄り添って

ペイデフェ 2024-25年秋冬コレクション - 無機質でありたいと願う“あの頃の自我”に寄り添って

ペイデフェ(pays des fées)の2024-25年秋冬ウィメンズコレクションが、2024年3月11日(月)に発表された。

無機質でありたいと願う自我
今季のテーマは「circle in square」。デザイナーの朝藤りむは、未だ成熟し切っていない身体のなかでうごめく自我の葛藤、つまりは、人間の誰しもが第二次性徴期に抱く複雑な想いをこの“四角の中の丸”という幾何学的なモチーフに込めた。何者にも干渉されず、何者にも汚されない。そう強く望めば望むほど、ざわめく身体と心の輪郭に戸惑ったあの頃の感覚を、ファッションのなかで記号的に蘇らせようとしたのだ。

詩人・北園克衛「プラスティック・ポエム」を着想源に
また朝藤は今季のコレクションにあたり、詩人・北園克衛の作風から大きなインスピレーションを受けている。北園は、言葉の意味を排除して、図形や記号などのモチーフから詩を造形する「コンクリート・ポエトリ」で知られるモダニズム系譜の詩人。晩年に近づく1966年には、新聞の切り抜きやクリップなど、身近にある素材を組み合わせて撮影した写真から視覚的に詩を造る「プラスティック・ポエム」を提唱した。


今季のペイデフェは、身体に纏う「プラスティック・ポエム」

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