くらし情報『アキコアオキ 2024-25年秋冬コレクション - “途中経過”の美しさを纏う』

2024年3月17日 19:30

アキコアオキ 2024-25年秋冬コレクション - “途中経過”の美しさを纏う

アキコアオキ 2024-25年秋冬コレクション - “途中経過”の美しさを纏う

アキコアオキ(AKIKOAOKI)の2024-25年秋冬コレクションが、東京・国立代々木競技場第一体育館のバックヤードにて発表された。

ユニフォームを“美しく着崩す”
「服が脱げかけていたり、着崩れていたり、そんな"途中経過"にこそ美しさが宿るのではないか。」そう語るのはデザイナーの青木明子。家に帰って服を脱ぎ、肌を曝け出す──衣服という社会的記号を取り払い、解放されるそんな瞬間から、今季のインスピレーションを得たという。

ベースとなるのは、社会を生きる人の“ユニフォーム"であるテーラードジャケットやワイシャツ。だがそのどれもが、セクシュアリティを伴って着崩れ、歪み、はだけている。コンクリート打ちっぱなしの会場の無機質で冷たい印象とは裏腹に、モデルたちが纏うピースは優しく穏やかな佇まいだ。

“正統ではない”ドレーピング
コレクション全体を通して散見されたのが、優雅なドレーピング。シャツの胸元やパンツの裾にあしらわれたドレープは、サテンやレースといったやわらかな布の動きと対話するように流れ、女性の身体に寄り添ってエレガントな表情を魅せる。
これらはシルエットを形作るためにギャザーを寄せたものではなく、人の身体にのせてはじめて立体的になる作りになっているそうで、青木はこれを「正当なドレーピングではない」

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