映画『あんのこと』悲壮な家庭に生まれた実在の少女、過酷な人生に着想 - 主演・河合優実

映画『あんのこと』が、2024年6月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国の映画館にて公開される。
機能不全の家庭に生まれた少女を描く映画『あんのこと』
映画『あんのこと』は、2020年の日本で実際に起きた事件から着想を得た作品だ。主人公は、幼い頃から母親に暴力を振るわれて育った少女・杏。売春で金を稼ぎ、ドラッグに明け暮れる荒んだ毎日を送っていた杏が、薬物を断ち切り、更生しようともがく日々を描いている。
主演・河合優実「彼女の人生を生き返す」と決意
映画『あんのこと』で主演を務めるのは、河合優実。『ひとりぼっちじゃない』『PLAN75』などのほか、2024年のTBSドラマ『不適切にもほどがある!』の出演でも話題を呼んだ。本作のシナリオと出会った河合は、「彼女の人生を、自分が生き返す」と決意。虐待やドラッグに体を蝕まれた少女・杏という難しい役どころに挑戦している。
機能不全の家庭に生まれた杏
杏を苦しめるのは、生まれた瞬間から離れることのできない“家族”という存在だ。暴力を振う母親に悪態をつきながらも、最後まで抵抗することはできず、そんな母と共に暮らす足の悪い祖母には、幼い頃に自分の味方をしてくれた恩を感じている。