映画『まる』堂本剛が27年ぶり映画主演、監督・荻上直子 - “◯”に浸食されていく奇想天外な日常
先⽣…柄本明
突如現れる謎の⼈物。
監督・脚本は荻上直子
監督・脚本を務める荻上直子といえば、映画『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』など数々のオリジナル脚本で話題作を送り出してきた。『彼らが本気で編むときは、』では第67回ベルリン国際映画祭・観客賞&審査員特別賞を受賞し、『波紋』では第33回日本映画批評家大賞・監督賞に輝いている。
荻上は「プロデューサーから『誰に興味があって、誰と一緒に映画を作りたいか』と聞かれるたび、堂本さんのお名前を常々挙げていました」と語るほど以前から堂本とのタッグを希望していた。過去、荻上が悩んでいた時期に「たまたまテレビに出ている堂本さんを拝見して、『あれ……私よりもっとツラそうな人がいる』と、すごく興味がわいてしまった」のをきっかけに、約2年前からのオファーを経てタッグが実現したという。荻上は脚本の作成にあたり、堂本の過去のインタビューからヒントを探し始め、“自分が分からなくなってしまう人”を物語の根幹に置いたそうだ。
主⼈公・沢⽥は堂本のあて書きだったこともあり、堂本と荻上監督は毎シーン本番でカメラを回す前に必ずしっかりと話す時間を取ってから撮影に臨んでいたという。