ヒュンメルオー2025年春夏コレクション - 架空の「ヒュンメルホテル」でリラクシングなひと時を
一般的にはパイル生地のバスローブを多く目にするが、ヒュンメルオーではパデッド素材でアレンジ。紐ほど細いベルトでウエストをマークし、コートに仕立てた。植物などを描いた鮮やかな柄は、ホテルの壁紙に見られるようなプリントをモチーフとした。
北欧ならではの光景を描いて
北欧・デンマーク生まれのブランドらしく、北欧ならではの風景を落とし込んだグラフィカルなシャツも目をひく。夕暮れどき、北欧では渡り鳥が飛び立ち、空を埋めるそう。そんな光景を、夕陽をイメージしたグラデーションに渡り鳥を表すドットを散りばめて、艶やかなシャツに描き出した。
リラクシングなシルエット
シルエットは総じてゆったりとオーバーに。シャツやジャケット、パンツはいずれも身体のシルエットを隠すように、ふんわりと裾の広がりを見せる。
仕事でホテルを訪れたのだろうか、ネクタイを合わせたシャツや、テーラリングも見受けられたが、ヒュッゲの精神に合わせるかのようにオーバーなシルエットとなっている。対して、ヒュンメルのスポーツウェアとしてのルーツを感じられるのが、オーバーなトップスに合わせたスパッツだ。タイトに沿い、足のラインを露わにすることでオーバーなシルエットとの対比を分かりやすく示した。