グッチ 2025年春夏ウィメンズコレクション - カジュアルとドレスアップを交差させて
中にはタンクトップやデニムパンツを合わせ、コートのドレッシーな雰囲気をほどよくカジュアルダウンさせている。
60年代にオマージュを捧げて
ジャケットやショートパンツ、Aラインスカートに見られる構築的なシルエットは、1960年代へのオマージュ。アイコニックなホースビットの総柄モチーフや、つば広ハットにグローブ、オーバル型のサングラスといったクラシカルな小物使いもまた、60年代のレトロなムードを加速させる。
官能的な肌見せ
素肌を透かしてみせる官能性は今季も健在。シアーな総レースのスリップドレスや、コルセット風のミニワンピースなど、随所にセンシュアルなランジェリーディテールが散見された。繊細なレースとコントラストを楽しむかのように、ボリューミーなアクセサリーやハードなレザー小物でエッジを効かせているのもグッチらしい。
グッチを象徴する深い赤
カラーパレットは、グレーやブラック、ホワイトといったシンプルなカラーに、夏の夕暮れを思わせる鮮烈なオレンジを差し込んで。グッチの創設者グッチオ・グッチがポーターとして働いていた、ロンドンのザ・サヴォイ ホテルのエレベーターの壁の色から着想を得た深みのあるレッド“グッチ ロッソ アンコーラ”も、キーカラーとして象徴的に用いられていた。
クロエ25年夏ウィメンズウェア、“ドレス風”花柄ジャンプスーツ&リボン付きふんわりパンツなど