メゾン マルジェラ「アーティザナル」コレクションの展覧会が恵比寿で、ルックを展示＆製作過程に焦点

と「シームレース」の技法を用いたルックをはじめ、コレクションの主眼となった解剖学的な関心を示す、コルセットを用いたルックなどを目にすることができる。

創作のプロセスを浮かびあがらせる
また、会場では、ガリアーノによる創作のプロセスに着目。インスピレーションウォールでは、20世紀に活躍した写真家ブラッサイや、フォーヴィスムの画家キース・ヴァン・ドンゲンの作品など、製作の初期段階でリサーチを行った資料を紹介するほか、上質な生地と質素な素材をすり替えて使う「リバース・スワッチング」の技術を探るセクションなども設置する。

さらに、2024年「アーティザナル」ショーの場面を切りだすかのように、創作の要素を分析したり、解剖台の上に衣服を据え、下からライトを当てることで構造を浮き彫りにしたりと、ガリアーノの創作を浮かびあがらせる。なお、オーディオガイドは、ガリアーノ自身が着想源や技法について語るものとなっており、目と耳を通してコレクションの世界に浸ることのできる展示となっている。
関連展示も開催
2024年「アーティザナル」コレクションの着想源となったのは、20世紀に活躍した写真家、ブラッサイ。メゾン マルジェラ オモテサンドウでは、10月18日(金)